1. スウィングを教えるよりも

ゴルフのスウィングを教えるよりも、人との挨拶や哲学的な要素を教えられるのがゴルフと言うスポーツの面白い所だと私は思っています。
例えば、この様に林の中に入ってしまい前に打ちたいけれどかなり隙間を通さないと抜けられない。。。

こんな状況の時にどうするか。
本来プロでも横に出してレイアップ(きざむ)のが普通なんですが、やり始めの頃は前に前にとプロでも出来ない様なショットを求めて前にショットしようとします。
心を抑えて1打損してでも良い場所からショットする方がケガも少なくこのホールを終わり、次のホールに向けて切り返せるんですが、子供の時にこの様な状況を抜け出せる考え方を教えるのはとても大変ですね。
頭では理解していてもチャレンジするのが子供なんですが、やれば必ず木に当たって戻ったり、余計変なところに行ったり、しっぺ返しを食らい、大人の助言に耳を貸しません。
この辺りの、大人が「やればこうなると思うよ。」と言う助言を子供がどう受け入れるのか、人生にも同じような状況が多々あると思いますが、やはり失敗から学ぶ事の方が多いスポーツであり考える事がとても多いんです。
なので、ゴルフが上手になる事より、何を教えるかによってもジュニアゴルファーとしての育成は変わってくると思っています。

2. 良い指導者についての持論

これは私の持論なので、読んでも意味が無いと思った方はスルーして下さい。

練習場にはレッスンプロや初心者向けの指導者がいます。クラブの握り方や振り方は当たり前の様に教えてくれますが、まっすぐ打てる様になったら割りとそのフォームで続けて打たせ成長させている、と言う指導をする人が多い気がします。
ジュニアゴルフの試合でも良く見かけるんですが、凄い変わったフォームでも真っすぐ飛ばして、飛距離もスコアも良いと言う子を良く目にします。
「素人の私でもそのフォームはどうかな?。。。と思うんですと、現役ツアープロのお父さんに聞いたら、やはり、後から絶対修整しないとならなくなると言われ、成功する可能性はゼロではないけれど、現役のツアープロのフォームを見れば、そんなフォームは現役のプロでもやってないし、ゴルフの歴史でそんなフォームで成功した人は少ないし、もしそのフォームの洗堀者であるなら、それを良しとして指導した人はプロとして既に成功しているはず。
と言われまして、確かに野球でも同じだと思うんですが、現役のメジャーリーガーや日本のプロ野球選手でも変則打ちの人ってとても少ないと思うんですよね。
その洗堀者になって、、と言う考え方もあると思いますが、変則打ちであっても打つ理論は同じで、結果的に打つ瞬間は最も基本の動作になるんですよね、そうでないと真っすぐに打てないのがゴルフなので。。。
指導者する人は、何でこのスウィングが正しいのか基本のスウィングについて子供に説明し理解させる事とても重要ですね。
変則的なテイクバックでも打つ瞬間は基本に戻る。
でもその変則的なテイクバックがどのくらい子供の体に負担がかかるのか、将来的に子供の成長にそのスウィングがあっているのか。これを考えて指導する指導者を親が見つけないといけない、と私は考えました。あくまで持論です。

3. 大会の成績は子供が良く分かってる

ジュニアゴルフの試合、大会には、中学生以下は親と一緒に会場に行かなければなりません。
試合は朝6時ぐらいから受付し終わりが14時以降。
それまで車で待っている親の方も、別の場所にいる方も。
ゴルフ場がその大会の会場全て貸し切りの場合、コースに入って試合を見る事が出来ますが、一般のお客も入れている場合、スタートと上がりのホールしか見る事が出来ません。その為試合が終わってから子供のスコアを確認出来ます。
その時、スコアの良しあしで子供を叱責する親や憤慨している親をたまに見かけます。
怒るのは別に構わないと思いますが、「スコアが悪い」と言うので怒るのは絶対にダメですね。
実際にあった事を書きますが、昔から親の問題で子供がこうなると言うのの典型だそうです。

ジュニアゴルフの試合では、数人で回るんですが、マーカーと言って、自分のスコアを誰かに付けてもらい、それをアテスト(スコア提出)し成績になります。
ある大会でウチの子が他の子のマーカーをしてました。
が、その子がダブルボギーなのにボギーと申告してきました。ウチの子は「それは違う」と言って、彼の打った回数を何度も確認し彼に説明しましたが、彼は譲らずボギーと言い張ってたところ、同じ組で回っていた一つ年上の子が彼に見えない位置でゼスチャーし、ウチの子に「もうやめな」って手を振って合図して来たので追及を辞めたんだそうです。

次のホールに行く途中、その年上の子が言うには「あいついつもケチるんだよ!」この間なんて「6打もケチってた!」と言われたそうで「だからあんなのほっとけば良い」って(ケチる=ごまかす)「あいつケチるので有名なんだよ」って言われている子だったんです。
実は、その子の父親がかなりスコアにうるさい様で、クラブハウスの外で良くその子に説教しているのを見かけてました。
またまた現役ツアープロのお父さんにその話をすると、昔っからそう言う親って言うのはいるそうで、親がスコアに厳しくあたると、子供がスコアをごまかして親の顔色をうかがう様になるんだそうです。
で、その内それが有名になって試合に出れない事につながるんだとか。
何年経ってもこう言う親って変わらず存在しているそうなので、自分がそうならない様にしないと、子供は親のプレッシャーからプレーをごまかしてスコアを良く見せる行動をとります。
私は、習ったスウィングや打ち方が出来たかどうか。自分の思った通りの球を打てたかどうか等、試合が終わった後その話を二人でします。
子供は自分の失敗に気落ちしていますが、スウィングや思った通りの球が打てれば次の試合でもう少しスコアが良くなると言う話し合いにしています。

スコアが悪い事は子供が一番理解しています。
残酷ですが、ゴルフの試合は明確に順位が発表されます。だから、親がスコアについてどうこう言うより子供の方が全然実感しているんでよね。
そんな素振りが無い感じをしていても、ゴルフをラウンドした事ある方なら良く分かると思いますが、自分が下手で他の人が上手い時、OBやミスショットして時間をかけてたり一緒にボールを探してもらったりして、恥ずかしいと思った事あると思うんですが、スコアが悪い場合子供も同じ感情になっているので、それについてとやかく言うと、自分の子供にも前述の様なことが実際に起こりえるので。

4.親も教える、親も教わる

ジュニアゴルフレッスン教室等で子供が教わる際、親も保護者としてその場所にいる場合、一緒に教わる事が良いと思います。
別に一緒に練習するのではなく、レッスンを受けた内容についてしっかりと覚える事で、子供が別の場所で練習やラウンドをする際、その習った事を思い出すように子供に何度も伝える事が出来れば、子供の上達は早いと思います。

ゴルフを経験が無い親の場合
指導する先生やレッスンプロの言っている事を論理的に把握し、それを親の言葉で子供に伝える。
一度で上手くなる事はありませんが、子供の場合指導された事を素直に取り入れるので、直ぐに上達しますが、直ぐに忘れてしまいます。
その時に、親が覚えている限り、何が間違っているのかを指導者が言っていた事をもう一度言って伝える事で、子供が思い出して修整します。
私の場合、ほぼこれの繰り返しでしたが、同じことを何度か繰り返すと、身体が覚え始め、基本的な事は直ぐに体得しボールが飛ぶ様になると成果として現れるので子供は楽しくなります。

・ゴルフ経験がある親の場合
ご自身のゴルフ経験があると思いますが、基本今のスコアが70台~80台前半の方でしたら子供に指導出来ると思いますが、それ以外のスコアレベルの場合、前述のゴルフ経験が無いと同じと思って下さい。
ゴルフは道具も指導方法も日々進化していますので、昔習った事や自分が体得している事を子供に教えると、その程度のレベルにしかならないと考えた方が良いです。
むしろ、もう一度今のゴルフレベルにあった指導を受けて子供に教える方が良いと思います。
また、レッスン場所や指導者を変えると教える方法が変わる為、何度も繰り返しになりますが、指導者の選定がとても重要なので、その辺りはしっかりと親が選んであるべきかなと思います。